亜鉛欠乏性 貧血 妊娠しにくい

生理不順や不妊の原因にも!妊婦にも意外と多い亜鉛欠乏性貧血とは?

 

妊娠

 

なんだか立ちくらみがするし疲れやすい…オマケに生理不順でいつ排卵するのかもわからない。

 

こんな症状に悩んでいる女性は、意外と多いのではないでしょうか。

 

実は、これは亜鉛が不足していることによる「亜鉛欠乏性貧血」の可能性があります。

 

亜鉛は食事からも摂取することができますが、からだへの吸収率が5%ほどと悪いためにいつも不足しやすい栄養素なのです。

 

亜鉛は「性ミネラル」といわれるほど生殖機能に重要なので、うまく摂取していくことで生理不順が改善し、排卵しやすくなります。

 

つまり、生理周期が整いやすく妊娠しやすい状態になるということなんですね。

 

友人は亜鉛を食事からだけではなく、サプリメントを使って足りない分を補充していきました。

 

すると5ヶ月で生理周期が整って不安定だった排卵が、きちんとされるようになったという経験があるのです。

 

そこで今回は、亜鉛欠乏性貧血と生理不順や不妊との関連性、そして妊娠してからの亜鉛の必要性についてご紹介します。

 

 

亜鉛欠乏性貧血の割合は?

 

 

血液を構成する成分のひとつである、赤血球を作るために必要な亜鉛。

 

亜鉛が足りなくなると赤血球が小さくなったり、形がイビツになったりします。

 

そして本来の血液としての役割がうまく果たせなくなるため、貧血になりやすいのです。

 

この亜鉛欠乏性貧血は、アメリカの学術報告書では一般の女性6200人を対象に貧血の検査をおこないました。

 

そのうちの11%が「貧血状態」だと診断され、さらにその中でも48%とほぼ半数の女性が亜鉛欠乏性貧血だったのです。

 

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これは「貧血」と診断された女性全員に鉄分補給の対処をしたにもかかわらず、48%は貧血が改善しなかったのです。

 

そこで亜鉛を鉄分と同時に摂取したところ、症状の改善がみられたためこの調査結果が出たというわけです。

 

貧血症状のある女性の8割が鉄欠乏性貧血だと言われていて、一方亜鉛欠乏性貧血は5割。

 

つまり、貧血の半数は鉄分も亜鉛も両方不足していることによる貧血を起こしているということになるのです。

 

 

なぜ亜鉛欠乏性貧血だと生理不順になるの?

 

 

亜鉛は、ホルモンのはたらきにダイレクトに影響する栄養素です。

 

特に女性ホルモンである黄体ホルモンと卵胞ホルモン両方に作用して、活動を活発化させる役割があります。

 

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生理周期というのは低温期と高温期があり、その中間に排卵が起こります。

 

亜鉛を充分とることにより、低温期で卵胞ホルモンがしっかり分泌されて排卵の準備を整えていきます。

 

そして低温期が終わったら、排卵をして高温期に突入します。

 

今度は子宮内膜を厚くして、受精卵を着床しやすくする黄体ホルモンが分泌されます。

 

この流れが正常におこなわれることで、毎月排卵とともに妊娠のチャンスがやってくるのです。

 

亜鉛欠乏性貧血になってしまうと、この女性ホルモンが正常に分泌されなくなってしまいます。

 

おかげで排卵もうまくいかなくなり、妊娠できる機会が減ってしまうのです。

 

もちろんホルモンバランスも崩れるので生理不順で、いつ排卵するのかさえ不明といった困ったことになってしまうんですね。

 

さらに立ちくらみや疲労感などの嫌な症状も出やすいので、よりストレスも溜まりやすくなってしまいます。

 

これでは、妊娠どころではなくなってしまいますよね!

 

 

妊娠してからも亜鉛欠乏性貧血だと悪影響が!

 

 

妊娠する前の段階でも亜鉛欠乏性貧血の状態が続くと、健康を損なうだけでなく生理不順、不妊の原因になることがわかりました。

 

しかし妊娠中は、胎盤を通して赤ちゃんに栄養がいってしまうので、もっと亜鉛の減少が著しくなります。

 

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これもお腹の赤ちゃんを立派に成長させるため、鉄分や亜鉛などといったミネラルが必要不可欠なんです。

 

妊娠中となると鉄分は2倍、亜鉛は1.5倍の量を摂取していかなければすぐに必要な分が不足して亜鉛欠乏性貧血となってしまいます。

 

妊娠週数が進むほど、亜鉛の消費率が高くなっていくという学術論文もあるくらいです。

 

亜鉛や鉄分などのミネラルが不足するとお腹の赤ちゃんの発育が遅れがちになり、出生体重や大きさなどに影響することがあるのです。

 

浜松医科大学の久保田先生は、妊婦に必要な亜鉛の量が1日あたり10mgなのに対して70%ほどしか摂取できていないことを問題としてきました。

 

そこで母親教室などを開いて、亜鉛を摂取することの重要性について広めていっているのです。

 

亜鉛はサプリメントで摂取するほか、食事からだとビタミンCやクエン酸と一緒にとると良いとされています。

 

少しでも吸収率を高めて、効率よく摂取していきましょう。

 

 

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まとめ

 

 

亜鉛欠乏性貧血について、生理不順や不妊との関連性と妊娠中の悪影響を主にご紹介してきましたが、いかがでしたか?

 

貧血と診断された人の約半数が、亜鉛不足による貧血だったとは驚きました。

 

多くの人は貧血というと鉄分が足りていない鉄欠乏性貧血という場合が8割なので、意外でしたね。

 

亜鉛は女性ホルモンをコントロールし、生理周期を整えて妊娠しやすい環境づくりをしています。

 

そのため、亜鉛欠乏性貧血の状態が続くと妊娠しづらくなってしまう可能性があるのですね。

 

亜鉛は食物から摂取しても、5%ほどと吸収率が非常に低いことが特徴です。

 

この吸収率を少しでも高めるために、ビタミンCとクエン酸を含む柑橘類などと一緒に亜鉛を含む牡蠣などを食べると良さそうですね。

 

亜鉛欠乏性貧血を改善して、まずは生理周期を整えて妊娠しやすいからだを作っていきましょう!